おかひろブログ

自由な生き方をするためにエンジニアを選択した

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「光り輝くクズでありたい」を読んで

みなさんは「しみけん」という方をご存知でしょうか?
男性の方なら一度は、聞いたことがあるのではないでしょうか?
しむけん」ではありませんよ!‘しむ’じゃなくて‘しみ’ですよ(笑)

  
しみけんさんはめっちゃクイズが得意なAV男優です。
「BAZOOKA!!!」というBSスカパーで放送されていた番組があるのですが、
その番組での人気企画「地下クイズ王決定戦」というコーナーがありました。
このコーナーの特徴は、クイズのジャンルが「殺人鬼」「オカルト」「裏社会」「芸能ゴシップ」などで地上波では流せない問題ばかりが出てきます。

 

 

例えば
Q.発明王エジソンが晩年に研究を続けていたと言われる霊界と交信できる装置の名前は?
A.スピリットフォン(霊界通信機)

 

Q. バンド「SEKAIONO OWARI」のメンバーが共同生活している通称「セカオワハウス」。かつてここに住んでいた芸能人は誰?
A. 三宅裕司

 

Q.ヤクザとしての箔がつくムショ帰り。この「ムショ」という言葉実は「刑務所」の略ではありません。では何という言葉の略
A. 六四寄せ場

 

Q.女性がオーガズムを迎えたとき男性器を締め付ける現象をなんという
A. プラットフォーム現象

 

みたいな、「誰が知っとんねん!」とツッコミたくなるような問題ばかりで、
その地下クイズ王決定戦で優勝2回、準優勝2回しています。

 

と、地下クイズ王決定戦の話をしたところで、本題に入ります(笑)

 

今回、読んだのがしみけんさんが書いた「光り輝くクズでありたい」です。

 

この本は、しみけんさんがAV男優になるまで、AV男優あるある、日々の生活について、女性を喜ばせるテクニックなど、しみけんさんの仕事観や考え方も知れる本となっています。

 

AV男優は絶滅の危機にある

日本にAV女優は約1万人いるといわれており、それに比べてAV男優はわずか70人ほどしかいない。しかも、若手が育っていないみたいで、草食系男子のような性欲が控えめな男性が増えたせいで入ったはいいけれど「自分の考えと違う」とすぐに諦めてしまい、
年間300人ぐらいが男優の世界に飛び込んでくるのですが、1年後に残っているのはおそらく3人くらいだそうです。

 

AV男優の仕事について

しみけんさんがAV男優の仕事についてこのようなことを言っています。
「AV男優という職業は、社会的評価がドン底ですが、バレることを怖がったり、周囲の目を気にするようでは続かない。どんな仕事でもそうですが、本当にその職業に就きたいなら覚悟が必要になります。なにかを得れば何かを失う。それはAV男優も変わりません。」


しみけんさんの男優としての信念を感じる言葉が表れています。

 

AV男優の世界も人間関係が大事

AV男優で売れるには、先輩、監督、スタッフからいろいろな現場を紹介してもらい場数を踏んで学んでいくしかないのですが、紹介してもらうにもコミュニケーションを上手にとらなければなりません。人間関係が上手く築けないとなかなか仕事が増えないということです。
なんだかんだ人間関係が一番大事

 

また、しみけんさんは、このような事も言っています。
「おはようございます。ありがとうございます。の基本的な挨拶、撮影現場の控え室は自分が来た時よりも美しく。トイレが汚れていたら自分が汚していなくてもキレイにする。それは人に見られていなくても当然のこと。」


社会人として当然のことだからできて当たり前てことですね。

 

AV男優に必要なもの

この本で私が感銘を受けた言葉を紹介します。しみけんさんの努力家を感じさせる言葉です。
「普通の事をやっていたら、普通以下。普通の2倍やって、やっと普通の人並み。普通の3倍やって、ようやく普通以上になる。」

 

そして、このようなことも

「人がバカバカしくてやらないことを真剣にやってみる。そしてその経験をアウトプットして、自分の魅力にしていく」

自分を生かせる魅力を増やしていくという事ではないでしょうか。

 

仕事観について

しみけんさんはツィッターなどで「どうしたらAV男優になれますか」「本当にAV男優になりたいです」などをよく言われるそうです。
それに対してしみけんさんなりの考えが書いています。
どんな職業でもなれたらいいなではなれる人はいないと思う。ならなきゃいけないじゃないとと本当になれない。
また、どんな仕事でも働くモチベーションがお金というのは、月収や年収で仕事を選ぶことで、自分の時間をお金に変えているだけ。
好きなことをがむしゃらに追い求めてたら、結果的にお金がついてきたっていうのが一番幸せということです。

 

最後に

始めは興味本位で読み始めたのですが、だんだん読むにつれ、しみけんさんの仕事に対する信念やストイックさを知れたり、男優の世界でも仕事に対しての考え、姿勢は変わらないだなと思いました。

食事やトレーニングによる自己管理方法、セックステクニックも書いており、見どころの多い内容でした。また、女性の方でも楽しめる内容ではないかなと思います。