日本は長いの?短いの?世界の労働時間を調べてみた
日本は真面目なため他の国より労働時間が長いイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか。
日本の平均年間労働時間は21位
2014年、経済協力開発機構(OECD)が加盟国における、1年間の平均労働時間をまとめたデータがあります。
1年間の平均労働時間が長い国TOP5
1位:メキシコ(2,228時間)
2位:コスタリカ(2,216時間)
3位:韓国(2,214時間)
4位:ギリシャ(2,042時間)
5位:チリ(1,990時間)
1年間の平均労働時間が短い国TOP5
1位:ドイツ(1,371時間)
2位:オランダ(1,425時間)
3位:ノルウェー(1,427時間)
4位:デンマーク(1,436時間)
5位:フランス(1,473時間)
日本は、21位で1,729時間となり、意外に低いと感じますがサービス残業が含まれていないので、実際は5位ぐらいになると言われています。
1日当たりの平均労働時間は日本が2位
OECDは有給労働と家事や買い物など無給労働に費やす1日当たりの平均時間を調べています。
「最も労働時間が長いのはどの国か」が一目でわかるインフォグラフィック - GIGAZINE
有給労働と無給労働を足した全体の労働時間が長い国
1位:メキシコ(9.9時間)
2位:日本(9時間)
3位:ポルトガル(8.8時間)
有給労働と無給労働を足した全体の労働時間が短い国
1位:ベルギー(7.1時間)
2位:デンマーク、ドイツ、南アフリカ(7.4時間)
有給労働時間が長いのは
1位:日本(6.3時間)
2位:韓国(5.8時間)
3位:メキシコ(5.7時間)
となっています。
無給労働時間が長いのは
1位:メキシコ(4.2時間)
2位:オーストラリア(4.1時間)
2位:トルコ(4.1時間)
となっています。
メキシコの労働時間が長いのは、家事や買い物の無給労働時間が影響しているからです。
日本は、無償労働時間が2.3時間と短いですが、有償労働時間は6.3時間と最長です。
1週間の労働時間が40時間を超えている人口の割合が多い国でも日本が1位
http://www.nationmaster.com/country-info/stats/Labor/Work-Time/More-than-40-hours
日本人は働きすぎなのか?
日本人は長い時間働くことが良いことだと考えている
日本人は、会社のために長い時間働くことがまじめとされています。
また、早く帰ること、休むことに罪悪感を感じてしまう人もいると思います。
欧米人は逆の考えをしている
欧米人は働きすぎることを効率が悪いことだと考えています。長時間働くことでミスにもつながりやすく、生産性も下がってしまいます。欧米人は、仕事を効率よくするために休んでいるのです。
また、社員のプライベートを尊重しています。特に家族のために時間を使う場合は、会社は一方的に仕事を優先させるようなことはなく、家族のことを考慮してくれます。
日本だと仕事と家族を比べた時に仕事を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
最後に
もちろん働くことも大事ですが、仕事以外のプライベートの時間も大切です。
仕事=人生にならないためにも仕事と休暇をはっきり区別し、仕事を効率良くすることを心がげてはいかがでしょうか。