おかひろブログ

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自制心の強い人は成功者が多い?自制心の鍛え方

ダイエットや禁煙に挑戦しようとしても三日坊主で終わってしまった経験はないでしょうか?

頭ではどちらも健康に良いことだと理解していてもなかなか続けられない。

今回は、そんな自制心について書いていきます。

 

自制心とは

自分自身の感情や欲望をコントロールする能力で、セルフコントロールとも言われます。

ダイエットが成功した人は、欲望に負けず強い意志を持ち続けることができたから成功したのではないでしょうか。「自制心が強い」ということです。

 

マシュマロ実験

マシュマロ実験とは、子ども時代の自制心と将来の社会的成果の関連性を調査した実験です。

 4才の子供186人を対象として、マシュマロを15分間食べずに我慢できればもう一つマシュマロをあげるという実験でした。子供たちを一人部屋に残し、行動を隠しカメラで撮っていたのですが、最後まで我慢し通して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、1/3ほどだったそうです。

そして、この実験は、十数年後の1988年に追跡調査が行われました。その結果は、就学前における自制心の有無は十数年を経た後も持続していること、またマシュマロを食べなかった子供と食べた子供をグループにした場合、マシュマロを食べなかったグループが周囲からより優秀と評価されていること、さらに両グループ間では、大学進学適性試験(SAT)の点数には、トータル・スコアで平均210ポイントの相違が認められたのです

この実験から、幼児期においてはIQより、自制心の強さのほうが将来のSATの点数にはるかに大きく影響すると結論されました。

2011年にはさらに追跡調査が行われ、この傾向が生涯のずっと後まで継続していることが明らかにされたのです。

また被験者の大脳を撮影をした結果、両グループには集中力に関係する腹側線条体と前頭前皮質の活性度において重要な差異が認められたそうです。

 

どうすれば目の前の欲に勝てるのか

マシュマロ実験のように目の前の欲望に勝つことの難しさは、誰でも経験があるのではないでしょうか。

・お金を貯めようとしても欲しいものを買ってしまいなかなか貯まらない。

・ダイエットを決意しても、ついつい甘いものを食べてしまい、終いにはいつの間にか辞めていた。

・禁煙を決意するが、「1本だけ」と吸ってしまい続かない。

・資格試験や受験など勉強をしなければいけないのに怠けてしまう。

 

では、どうにすれば自制心が鍛えられるのか。

 

対象から目を逸らす

マシュマロ実験で我慢できた子供たちは、目をそらしたり、後ろを向いたりするなどマシュマロから注意を逸らそうとする傾向があったそうです。

お腹はすいているけど、小説の内容が気になり空腹のことを忘れていたなど

ほかの事に集中することで気を逸らす。

 

目標を明確化し、必要性を考える

ダイエットなら「健康になりたい」、「モテたい」などその人にとっての明確な目標があるはずです。欲望に負けそうになりそうなときは、「なぜ目標を達成したいのか」、「目標を達成したらどうなるのか」目標の必要性を考えてみて下さい。明確な目標があるから誘惑にも勝てるのです。

 

周りの人に言ってしまう

自分がやると決めたことをツイッターに呟いたり、周りの人に言ってしまいましょう。

他人に言ってしまうことで他人の視線を意識しながら行動するようになります

 

小さな成功体験を積み重ねる

大きな目標だけをかかげるのではなく、小さな目標もかかげ、達成感を得る回数を増やす大きな目標だけをかかげると達成できなかった場合、挫折感ばかりを感じてしまうことになります。なので、小さな達成可能な目標も大きな目標と一緒にかかげてみましょう。

 

最後に

自制心を鍛える、保つことを書いてきましたが、自制心が強くて無理なダイエットをしてしまうなど自分に厳しくしてしまうとストレスを抱え、身体や精神的にも良くありません。

 

まずは小さいことから

・PC、スマホなどの電子機器を1日やめる

・普段、本を読まない人は、まずは1冊読んでみる。

・テレビを見ない日をつくる

などから始めて自制心を養ってはいかがでしょうか。

私もやったことがあるのですが、特にPC、スマホはおすすめです。自分自身と向き合う時間ができるのでいろいろな発見がありますよ。

 この機会に自制心について考えてみてはいかがでしょうか。